2010年1月2日土曜日

東南アジア旅行2

第5日目 (’09年12月28日)


朝一でシンガポールを離れ、マレーシアのマラッカという町へ向かう。


朝は比較的涼しいと思えるようになってしまった。 人通りも少ないとおりをスタスタと前進する。



これが今回乗るバス、バスに乗って国境越えをする。 



シンガポールとマレーシア国境近くにて、この写真の直後、国境の税関内部の写真なんかを撮っていたら、職員に見つかり写真を消されてしまった。
だめらしい。 全部消されなくて良かった。



国境を越えると急に風景がマレーシアっぽくなってきた。 なんもないなー。



 高速道路のSA(サービスエリア)にて。 べつにばかにしてたわけじゃないけど、マレーシアの高速道路にもちゃんと休憩できる施設がある。
SA唯一の商店(屋台)で、皆が水やスナックをバカバカ買う。 次はいつ止まってくれるか誰も知らないからだろうか。



 約6時間後、ようやくマラッカ(マレーシアのとある町)に到着。
新しい地域に到着した際、最も大切であり、また難しいのが自分達がどこで下ろされたのかを把握することである。 
運転手に聞けばいいのだが、たいてい彼らは英語を受けつけないし、また、信じられないことに定められたバスターミナルで客を降ろさないやつまでいるので、ホント苦労する。



チャイナタウンにある宿まで向かう途中のタクシーから、3人乗りの原付をパシャリ。 この国の人たちはホントたくましい。
試しに手をふってみたら、軽くお辞儀してきたぞ。



あちー。 暑くて面白くなってくる。



お、ここでの宿発見。



受付には誰もいない。 客の一人がネットに興じているだけ。 聞いてもオーナーは今日一日見ていないとのこと。
この後結局、1時間以上も待つ羽目に。



はー。
30分以上待っているけど、オーナーが帰ってこない。
というわけで、さっそくビールでも飲んで待つことにする。 宿近くの店で180円なり。
なんとなく妻の視線が痛い。 でも気にしないぞ、リゾートだもん。



1時間半近くまってオーナーのSamが戻ってくる。 中国系である。 さっそくチェックインする。 
彼によると我々の部屋のベッドが昨日客に壊されちゃって、ベッドが無いとのこと。
なんとか夜までに用意すると言っていたが、大丈夫だろうか。



マラッカ市内をぐるぐる回ってみる。 シンガポールに比べるとぐっと田舎になったけど、雰囲気あっていい感じがした。



チャイナタウンだけあってそれっぽい建物があちらこちらにある。
妻はこういうのに非常に大好きである。
俺も一緒に見て回るのだが、数件見ると全部一緒に見えてしまう。 
あー、そろそビール飲みたくなってきた。



ふらっと入ったチャイナレストランで適当に注文、チキンのバターチョップ。 すごく安くて凄くうまい。 中華料理最高。



今日は足マッサージでも受けようかな。 60分で38RM(約1200円)。 安い、そして凄くきもちいい。



夜は、ちょっとドレスアップして飲みに行った。
部屋を出る前に虫除けスプレーを入念に塗る。 蚊を媒介するマラリアやデンゲ熱は命に係わるのだ。



ちょっとお洒落な感じのバーは、マレーシアのこんな田舎街にも結構点在している。 
ビールを飲めない妻は、なんか甘そうで奇妙な色をしたカクテルを注文。 「おいしー。」



男は迷わずTiger Beer。
…なんか日本にいるときと何も変わらないような気がする。



第6日目 (’09年12月29日)


今日はどこ行こうかなと歩く。 
一見楽しそうに見えるが、現地は極暑で、湿度も限りなく高く、そして俺は限りなく汗臭い。



猫発見。
マレーシアの猫はかなり人懐っこい。 きっといじめる人が少ないせいだろう。 マレー人には猫好きが多い。



遅めの朝食にと鴨肉(写真手前)とオクラ(写真奥)を食べる。
小汚い感じの中華店で。 二人いっぱい食べて700円くらい。 うまい。



なんかでっかい蛇がいたので一緒に写真を撮らせてもらう。 
そういう商売らしくて、数十円の小銭をとられたが、その価値あると思う。 
妻は、カブトムシやクワガタは気持ち悪いといって絶対触らりたがらないが、爬虫類は大丈夫らしい。



そんなに楽しいかね。









































変なスタチューの前にて一息つく巨神兵。
もう暑くて暑くて、どうでもいい。 1月なのに真夏の九州より暑い。



マレー軍の戦闘車両(と思う。) 日本のに比べて異様に小さい。 こん中に3人も4人も入るのだろうか。 マレー軍に入らなくて良かったと思う。 



トクトクという人力タクシーを使って町を巡る。 一時間で30RM(1000円)くらい。



マラッカという街には1800年代からの結構古い建物が点在していて、そういうのを見るのが好きな人には、いい街である。
…暑いなー。



トクトクのおじさんと。 
結構な高齢なのに、体一つで家族を養っている。 妻と二人合わせて140kgにもなるのに汗一つかかず、黙々と漕いでいた。
がんばってたので、格好つけてチップをあげてみる。 
喜びの余り「お前は俺の息子だー。ガハハハ。」と、なぜか妻に言っていた。



今度は、小さな船で、市内を流れる川沿いにクルーズしてみる。
川沿いに色々な建物なんかが見られたし、川を泳いでるバカでかい蛇も見れたし、まあ面白い。45分のツアーで10RM(300円くらい)。
さすがにちょっと涼しくなった。 



毎日どっか行って飲むのは金もかかるので、今夜は、ホステルの部屋で缶ビールでも飲むことにた。
真ん中の白いやつは60円くらいだったが、なんかレモン風味で激甘でくそまずい。 ほかの銘柄は殆ど輸入モノで、230円くらいするが、味はちゃんとビールである。
思ったけどマレーシアは全体的にビール安くない。 現地の人もあまり飲む人は見かけなかったし。 



第7日目 (’09年12月30日)


今日は、マラッカを離れ、200kmほど北にある首都クアラルンプールに向け出発する。
今日も晴天、くそ暑い。 



「汚ったねー。」
高速バス乗り場まで行くため、まずは超ローカルバスをつかまえる。
何回か繰り返してわかったけど、ここでのバスの乗り方は…
① どこでもいいから、バスを見つけたらとりあえず手を振って止める。 少々道路に飛び出し、強引に止めても良い。 
② 「You Go バスセンター?」等と運転手に向かって極シンプルな英語で叫ぶ。
③ 「乗れ」と言われれば乗る。 首を横に振られたら再び①からやり直し。
旅してるぞ、って気分に浸れるけど、まぁ疲れる。
 


バスセンターで本を読みつつクアラルンプール行きの高速バスを待つ。
基本的に時間に余裕をもった行動をしているので、1~2時間待ちなんてのははよくある。
妻が読書に熱中している間、なぜか我々の真横に座りたがる現地人が増えてきた。他のベンチはガラ空きなのに。
ちょっと嫌な雰囲気だなー。



不審な現地人を追っ払うためにも、路上でいきなり本気の腕立て伏せをしてみる。 最近してなかったし。
さすがに皆引いている。 
こんな変なアジア人達からカバンを盗ろうなんて、リスクが大き過ぎると思うに違いない。
効果があったのか、もう誰も隣に座らなくなった。 よしよし。



 運動した後は、腸の働きが急に良くなったため、あわててトイレに行く。
…紙がない。
というかトイレ自体、紙を備え付けるデザインになってない。 どういうことだ?
代わりに、いい感じの場所に水道とホースがついてた。
…なるほど、きっとローカル達はこれでお尻をジャパジャパ洗うのだろう。 トイレの床が常に水浸しなのも頷ける。

……

意外とスムーズにできた。
ちょっと強引なウォシュレットみたい。
もうローカルなんかに負けない。 自分に自信がついた。



バスに揺られること数時間、首都クアラルンプールに到着。なぜかバスステーションに着いてないのにもかかわらず、変な道路の真ん中で強引に下ろされる。
くそ暑い。 排気ガスが凄くてまともに息ができない。  バスに描かれた広告写真がなんとも皮肉である。
こんな環境の中、何人ものタクシードライバー達が、タクシーに乗れとやたらと体を触ってくる。
なんか危険だ。
一刻も早く道路から離れて、現在位置を確認しなければ。 ここがクアラルンプールじゃなかったら大変だぞ。



この白い建物が、今日からしばらくお世話になる宿。
バスから下ろされた場所はきちんとクアラルンプールで、かつ、宿にも歩いていける距離だった。
ついている。 あせって損しちゃった。 



 チェックインを済ませ、街を探索してみる。
マラッカからずーっと北上しているはずなのに、なぜか暑さは増しているような感じがする。 都市部だからかな。



「へへへ…。」 余りの暑さに、誰しもおかしくなるものだ。 



本日の締めは、ベトナム料理でTiger Beer。
暑いので、なお更うまい。 



第8日目 (’09年12月31日)


大晦日だというのに、全くそんな感じがしない。 真夏のような気候のせいだろう。
しかしながら、今日は朝起きたときから変だった。 体調が悪い。 そんなバカな。
① 頭がぽーっとする。(耳もよく聞こえなかった。)
② 妻の歩くペースについていけない。
③ ハァハァする。
心配する妻には大丈夫と言っておいた。
今日は31日だし、年明けの瞬間ぐらいビールを飲んで味わいたいではないか。



そのままローカルバスに乗って、バトゥ洞窟なるものを見に行った。
あちー。 ふらふらしちゃう。




昼飯は気合を入れるため、インド料理店に。
スパイスが凄くて、別に辛くないのに汗がドクドクでる。
なんか体調が良くなった気がした。
 








































さ、頑張ろうかね。
炎天下の中、洞窟までの道をひたすら登り続ける。 老体に鞭打つ気分で臨む。 



洞窟内部にて。 妻元気、僕死にそう。









































暑い。 
熱があるんだか、単に暑すぎなのか判別できない。
夕方、宿に着いてホッとしたのか熱が更に上がり始めた。 実は10年以上熱を出していないので、発熱とはどういう感覚か自分では分からなかったの が良くなかったみたいだ。 大晦日にもかかわらず、病院へ出向く。 マラッカからずーっと蚊に刺され続けていたため、マラリアかとも思われた。
 








































医者によるとただの風邪らしい。 たっぷり水を飲みなさい、とだけ言われる。 ホントかー!
結局、夕方から元旦の朝まで眠りっぱなしで、気づいたら年越してた。 あーあ。
写真は、妻撮影による年越しの瞬間のライトアップされたペトロナス・ツインタワー。 (彼女はしっかり年越しました。) 



第9日目 (’10年1月1日)


ガイドブックを手に、今日はどこ行こっかなー。 最近の毎朝の風景。
一晩寝ただけで俺の体調も良くなったので、さっそく色々見にいかなければ。



宿の1階ラウンジにて。 情報交換の場である。
面白いスポットや、ボッタリ店等なんかの情報なんかを交換しあう。









































今日は、まずKL(クアラルンプール)タワーに行ってみる。 観光に行くとなぜか現地のタワーに登ってみるもんだと人は言う。
実はタワーなんかは個人的に余り面白いものとは思っていない。
行ったけど。
 


タワーの展望台にて。 
うん、高い。 そんだけ。
こっからバンジーしたらさぞ楽しいであろう。
したことないけど。 



その後、街のはずれにあるバードパークなるものに行く。 一応世界一の規模と銘打っていた。
こんなへんてこな鳥がウヨウヨしている。 そして臭い。 



おいでって呼んでも、餌がないと決して寄ってこない。 鳥は元来現金な生き物と痛感。
なんだろ、バードパーク。
鳥が嫌いになるやもしれん。




 ぐおおー。 鳥パワー全快。
有料だけど(といっても800円くらい。)、これでもかっていうくらい鳥を乗せて撮影してくれるイベントがある。
Photoshopで加工したみたいに見えるが、皆本物で生きていたぞ。 なんか重いし。
みんなしっかり訓練されているのか、天井が無い部屋なのに不思議と飛んで逃げようとはしないのだ。


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