ここモントリオールも本格的な冬が到来したようで、毎日－１７℃とかの日が普通に来るようになった。 このような気温でも風力換算すると－３０℃とかいっちゃう。
外にずっといると命の危険を感じる。
こういう日をもって室外を「宇宙空間」と表現してみる。 ただ例外的に空気は吸えるっていう。
うまいこと言うなぁと自分で思った。
…まぁいいや。
巨神兵は新しい仕事を始めて早一ヶ月半ほど経ちました。 そこそこ慣れてきたんで、ここいらで日記でも書こうかねと思い久々にキーボードを叩くことにした。 カチャカチャ
１ セキュリティ エージェント
巨神兵の現在の仕事はセキュリティ エージェント。 なんか英語で言うと響きが格好良いのだが、日本語にするとまぁ、「警備員」である。
まさか自衛隊を辞めたのに、再びコンバートブーツを履く機会にありつけるとは思いもしなかった。
会社が金出してくれるっていうんで、中古のカナダ軍のを探して買ったんだ。 しっくりくる、ちょっと蒸れてホカホカしちゃうところなんかもナイスだ ：）
しかしながら、始めてみて実感しているのだが一様に警備員っていっても、いろんな職種がある。
現金輸送だったり。
要人警護だったり。
ホテルのドアマンみたいなのから、
ショッピングモールの警備まで。
巨神兵の職場は、後半のドアマン/ショッピングモールの警備を中心にやっているところである。 比較的、身体的ストレスは低い部類の職種と言える。 カスタマーサービスを中心にやってる感じだ。
巨神兵の制服。 一応、ネクタイをしなきゃならん。 安全のため引っ張ると簡単に外れるフェイクネクタイである。
武器の携行無しってのは、いい歳してガッカリしたところだ。
２ 職場環境
正直、くそ楽しい。 なんと言っても同僚達がよい。 ナイスガイ/レディばかりである。
勤務初日からそう思ったのだが、一月半経った今でも毎日そう思える。
話しているだけで非常に楽しく、勤務中に関わらず世間話で３０分やそこらが簡単に経ってしまう。
ボスに至っては、暇そうにしている俺に新聞を投げつつ「お前はこれで仏語勉強しとけ。 どうせ今日は暇だ。」なんて言ってくれるくらいだ。
俺はこういった面では日本に居たころから運がいいのだなとつくづく思う。
３ 仕事内容
仕事を始める前までは、警備って殆ど口を開かず、やるべきことを淡々とやるっていう勝手なイメージがあったんだけど、仕事を始めてそれが完全に引っくり返った。
客と話さないといけない。 しっかりとしたコミュニケーションができないと話しにならない。
次々押しかけるクライアントのクレームや話なんかを聞いて、それらの問題を解決するため積極的に立ち回らなきゃいけないっていうことが、初日の段階で分かった。
正直くそ難しい。
カナダ人には何てことない「人と話す」「交渉する」という部類の仕事だが、外国人の巨神兵には、１５ｋｇの荷物を背負いつつ３ｍの塀を越える作業より難しい。
あれだ、仏語のせいだ。
４ 外国語と第二外国語の混在
巨神兵の職場のクライアントの８０％は英語の人間だが、残りの２０％は仏語野郎である。
英語で電話対応しつつ、背中越しに仏語でクライアントと話すなんていう何ともアジア人殺しの環境である。
正直、何度もヤバイと思ったことがあったが、なぜか辞めてやろうとは一度も思わなかった。
巨神兵は陸自時代に培った座右の銘がある。
「職場で生じる殆どの問題は時間が解決する。」ｗ
一ヵ月半も揉まれた最近になってようやく俺の脳みそも環境の変化に対応を始めた様で、最近イけるようになってきたのだ。
よしよし
５ 最後に
給料もチョコチョコ貰い始めているんだけど、前の仕事で一ヶ月かかって稼いでいた額が２週間で稼げるようになった。
これからは貯金もできる：）
自分のやりたい部門で経験値を稼げているし、仏語及び英語の練習になるしで一石三鳥くらいの職場なんだ。
すごく気に入ってる。
時々地獄に直送便したくなる客とも出会うけど
「こいつよりも仏語上達していつの日か論破してくれるわ」
と、仏語勉強のモチベーションを維持する道具とすることにした。
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ミクシィの日記もやり始めてそこそこの年月経つんだけど、最近、人生の結節を記すために書いてるんじゃないかって気がしてきた。
まぁ、紙に書いたり俺の激安PCのハードディスクに残すよりも、ネットワーク内に残すほうがよっぽど安全であろう。
最後まで読んでくれた方ありがとうございます。
したっけ ：）
